近江麻を中心とした自然由来の素材で作られた衣服たちは、直線的で折り紙のような構造になっていて布の廃棄がほとんど出ないように工夫されています。生活と自然に寄り添って生きる、そんなtoi-designsさんのコンセプトを表現するため、単発ではなく数回に分けてお写真を撮影させていただくことになりました。toi-designsさんのアトリエでは、自然農法での畑作りも行なっています。毎月数回、畑の日と題してご近所の方々などが集まってみんなで畑仕事をしています。その畑の日に僕も参加させていただき、土に触れながら撮影していきました。この日撮影させていただいた皆さんは、toidesignsさんの衣服を着てくださっています。麻で作られた服は、着るたびに体や空気、土に馴染んで深みが出ていきます。昔ながらの畑仕事に似合う、生活に寄り添う衣服です。僕自身もこの日はtoidesignsさんの猿股を履いていたんですが、とても動きやすくて撮影しやすかったです。