想いはあるけど、うまく言葉にできない。店長の近藤さんと話していく中で、色々と課題が見つかっていきます。お店が大切にしていきたいことは明確にあり、営業の中でも意識して実践してはいるが、うまく言語化できておらずスタッフやお客様にどんなお店なのか伝わりきっていないのでは・・・。そんなご不安を感じていらっしゃることを伝えてくださいました。そこで、いきなりロゴマークの制作には入らず、まずはお店のコンセプトを言葉にするところから制作を開始していきました。AnniversaryCafeにとっての記念日って一体なんだろう?アニバーサリーって言葉が名前についてるけど、記念日に特化してるわけではなくて、色んな人に楽しく過ごしてもらえたらそれで嬉しいんだよね。そんな言葉をいただいて、単純に記念日をモチーフにしてもAnnniversaryCafeの想いを表現することはできないなと感じました。記念日ってそもそも何なんだろうと考えている時浮かんできたのは、「人生で楽しかった思い出の日」でした。友人と出掛けて大笑いした日や、苦労したけど楽しかった仕事の日々など、自分の中で記念日として残していたわけじゃないけど、ふと思い出してしまう大切な日のことをどんどん思い出していきました。記念日をお祝いする為だけの場所だけじゃない、AnniversaryCafeで過ごした日のことを思い出して大切にしたくなるよう場所。そんなコンセプトが徐々に出来上がりました。コンセプトのご提案いくつかのコンセプト案をご提案して、お話しを重ねてこの言葉に決定。制作したコンセプトをお店するたび、AnniversaryCafeっぽい!と喜んでいただけて、お話をしながらワクワクしてお打ち合わせしていきました。ご希望をお伺いしながら、少しづつイメージを固めていったロゴマークコンセプトが決まったことで、ロゴのイメージも段々と固まっていきました。ロゴについては、シンプルなデザインであまりゴテゴテと装飾のないものがいいとご希望をいただいていました。そこで、第1案ではシンプルなテキストロゴのみのデザインや、コンセプトに込めた想いを表現したロゴマークなど複数案をご提案しています。最初にご提案したのはこの5案。ヒアリングでお伺いした内容と、コンセプトで言葉にしたイメージを体現できるロゴマークを複数案ご提案。続いていく毎日という意味合いと、記念ケーキ・ロウソクのイメージを盛り込んだA案の方向性に決まりました。そこからロゴの形や文字の位置など、微調整を行なっていきます。近藤店長から、スタッフの皆様にもヒアリングをしていただき、スタッフの方みんなが好きなってもらえるロゴのイメージをどんどん突き詰めていきます。ヒアリングの中でみんなから出た、もっと柔らかい、もっとシンプルというイメージに近付けていきました。文字の大きさや形を最後まで細かく詰めていきます。AnnniversaryCafeの皆様のご希望を叶えるのはもちろん、印刷時のつぶれやカスレを考慮して最終的な文字の大きさなど、プロの視点での調整もかけています。各ロゴのイメージのご提案の際は、実際にそのロゴをお店で使った場合の雰囲気を感じていただくためにツールやお店の外観にロゴを合成したイメージも一緒にご提案しています。最終的に決定したロゴマークについて、実際に使用する時に必要な設定を盛り込み、簡単なロゴマークの使用ルールを決めていきます。ルールをある程度決めておくことで、誰が使用してもイメージを損なわないようにすることができます。ロゴマークひとつとっても、最終的なイメージにたどり着くためにはたくさんのお話を重ねていく必要があると思います。ただ作るだけではなく、想いを受け取って、その想いを形にできるようにデザインさせていただきます。ぜひお気軽に、スタジオビーモまでご相談くださいませ!